GPS連動による誤配率低減などのアプリ開発
三菱倉庫のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)、MLCベンチャーズは2月9日、運用するファンド「MLCイノベーション1号投資事業有限責任組合」を通じ、効率的な配送モデルの構築・運用やドライバー向けアプリケーションの開発を通じてラストワンマイル業界の変革を目指しているスタートアップのBLUE BATON(ブルーバトン、大阪市)に出資したと発表した。
具体的な出資額は開示していない。
BLUE BATONは2021年創業。「物流業界の変革にコミットし、社会に貢献する」をビジョンに掲げ、ドライバー不足による長時間労働やデジタル化の遅れによる低い労働生産性の題解決のため、共同配送やStore to Customer(StoC、店舗から個人宅への直接配送)などの効率的配送モデルの構築、GPS連動による配達効率の向上や誤配率低減のためのアプリケーション開発を手掛けている。
豊富な登録ドライバーネットワークと柔軟な配送モデル構築を掛け合わせ、大手ドラッグストア、アパレル、医薬品などの様々なEC物流・共同配送ニーズに対応してきた。
三菱倉庫グループの保有するアセットの提供・活用を通じた事業成長を支援し、物流領域の課題解決を促進していきたい考え。
(いずれもMLCベンチャーズ提供)
(藤原秀行)