趣旨に賛同、普及後押し図る
近鉄エクスプレスは3月25日、日本航空(JAL)が展開している環境負荷の低い持続可能な航空燃料(SAF)利用に関する実証事業に、ローンチカスタマーとして参画したと発表した。
SAFは従来のジェット燃料と比較し、生産から消費までのライフサイクル全体でCO2排出量を約80%削減できると見込まれている。ただ、SAFの生産量はいまだに全世界で消費される航空燃料の1%に達しておらず、日本で本格的に生産が始まり、安定的に供給されるまでにはまだ数年要するとみられている。
JALはSAFの調達からCO2排出削減証書発行まで一連の流れに関する実証プログラムを企画。近鉄エクスプレスは趣旨に賛同し、参画を決めた。
近鉄エクスプレスが手掛ける航空貨物輸送サービスで脱炭素を進める一助にしたい考えだ。
(藤原秀行)