全日本トラック協会調査、2四半期連続ID低下見込む
全日本トラック協会は5月13日、2019年1~3月期のトラック運送業界の景況感調査結果(速報)を取りまとめた。
景況感の指数(ID)は現状がマイナス18・1となり、前回(18年10~12月期)から13・3ポイント悪化した。IDのマイナスは5四半期連続。同協会は「景気減速を反映し輸送数量が減少したことが影響した」とみている。
先行き(4~6月期見通し)についてはマイナス32・6で、2四半期続けて前期より悪くなる見通し。同協会は背景について「景気減速による輸送数量の減少、人件費上昇、燃料コスト負担増などが響き、経常利益を押し下げる見込みとなった」ことを挙げている。
実働率のIDはマイナス4・9で前回から12・4ポイント下がったほか、実車率のIDもマイナス4・7で前回から10・1ポイント低下し、輸送効率が悪化した。
(藤原秀行)