大和物流が「上野マルイ」で館内物流開始、グループ外案件は初

大和物流が「上野マルイ」で館内物流開始、グループ外案件は初

6カ所目、ムービングと連携

大和物流は4月3日、東京都台東区上野の大型商業施設「上野マルイ」で4月1日、入居しているテナント企業向けの館内物流サービス提供を開始したと発表した。


アルパークでの館内物流サービスの様子

上野マルイは従来、丸井グループの物流会社ムービングが館内物流業務を担ってきた。ムービングは大和物流の館内物流の運営ノウハウを活用し、より運営の効率化を図ることにした。

今後はムービングの管理下で大和物流が館内物流作業を実施・運営する体制へ移行、運営の効率化と施設価値の向上を図る。

大和物流は大和ハウスグループの商業施設「イーアス」や「アルパーク」などの5施設で館内物流を担当している。大和ハウスグループの商業施設以外で館内物流を手掛けるのは今回が初めて。


大和物流の館内物流サービス概要

大和物流は上野マルイの館内物流業務の受託に際し、ムービングが開発した施設内館内物流システム(特許取得済み)を導入、自社の運営方法に適した仕様へカスタマイズしている。

併せて、大和物流の社内システムとも連携し、バックオフィス業務の効率化やデータを活用した業務改善の実現にもつなげることを目指す。今後は同システムを大和物流が運営する既存の館内物流業務にも展開することを視野に入れている。

上野マルイは地下2階・地上9階建て、売り場面積は1万6390㎡。衣服や雑貨、飲食店など101店舗が入居している。


上野マルイ外観(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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