紅海でフーシ派攻撃続発を考慮、対応協議
斉藤鉄夫国土交通相は4月9日の閣議後記者会見で、G7(主要7カ国)がイタリア・ミラノで4月11~13日に開催する交通大臣会合に出席すると発表した。
会合は「交通の未来~不確実な世界での連結性の確保~」をテーマに設定。紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派が船舶に攻撃を繰り返し、国際物流に影響を及ぼしている事態を考慮、G7で対応をあらためて協議する見通し。
併せて、G7は世界規模でサプライチェーンの安全性や円滑性を確保する策を協議するワーキンググループ(作業部会)の立ち上げで合意することを目指し、調整を続けている。最終日の4月13日に閣僚宣言を取りまとめる予定。
G7は今年3月にも、紅海の情勢を受けて緊急会合を開催、フーシ派を強く非難する閣僚宣言を発表した。
(藤原秀行)