将来宇宙輸送システム、「次世代型宇宙港」のワーキンググループ発足

将来宇宙輸送システム、「次世代型宇宙港」のワーキンググループ発足

参加企業の募集も開始

宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップの将来宇宙輸送システムは4月12日、高頻度の宇宙輸送サービス実現に必要な「次世代型宇宙港(NSP、New Space Port)」の可能性を検討するワーキンググループ(NSP-WG)を創設すると発表した。

NSP-WGは陸上だけではなく洋上にも検討の範囲を拡大し、これまでにはない斬新かつ実用性の高い宇宙輸送拠点の計画を作成することを目指している。将来建設プロジェクトが組成される場合に利用できるような成果物になるようにしたい考え。

今月末に東京ビッグサイトで開催される展示会「SPEXA」で、幅広い業界を対象にメンバー募集の受け付けを始める予定。今年7月に運用を始めることを念頭に置いている。

次世代型宇宙港はロケットの打ち上げや着陸を行うのに加え、幅広い人が来るようになる場所を目指し、モールなどの商業施設、ライブ会場などのエンタメ施設のほか、エネルギー施設や災害対策など、宇宙輸送に関わる幅広い施設と組み合わせることを想定しています。

概略スケジュール

2024年4月

東京ビッグサイトでの展示会「SPEXA」にて、問合せ受付及びメンバー募集を開始

2024年5月

参加表明期間

2024年6月

参加表明企業との協議、本申込み、MOU締結

2024年7月

NSP-WGのキックオフ

2024年10月

ロードマップ(案)の作成

2025年2月

ロードマップ(案)に基づく事業計画(案)の作成

2025年5月

中間とりまとめ、フィードバック反映等

2025年8月

ビジュアルの作成

2025年10月

まとめ

成果物
・ロードマップ
・事業計画
・ビジュアル(ラフデザイン/模型/動画等)

(藤原秀行)※いずれも将来宇宙輸送システム提供

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