プロロジス、日本法人設立20周年で社会貢献活動の財団設立

プロロジス、日本法人設立20周年で社会貢献活動の財団設立

物流業界・地域社会への貢献目指す、若手育成のアカデミーも来春開設へ

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プロロジスは5月15日、日本法人の設立20周年を迎え、一般財団法人「プロロジス財団」を今月14日付で立ち上げたと発表した。

主要な事業として、

①福祉・災害復興・教育・環境分野を中心とした社会的課題解決のための出資、社会貢献活動
②従業員有志が寄付した非営利団体に対する基金からマッチングギフト贈呈

――を想定。具体的には、

・児童養護施設から社会に出る子どもたちへの支援
・物流関連学部の大学・大学院生・研究者への支援
・プロロジスが物流施設を運営する地域・市町村における環境保護活動
・地域の「子ども食堂」への支援

――などを想定している。

プロロジスは米国本社が同様の財団を立ち上げ、グローバル規模で非営利団体への出資やマッチングギフトを展開。従業員によるボランティア活動も世界規模で実施している。日本でも財団を始動させ、国内の社会貢献活動拡充の基礎として機能させる構想を立てている。

併せて、物流業界で将来的に活躍できる人材の育成を目指し、「プロロジスアカデミー」を開設することも発表した。座学のプログラムだけにとどまらず、ディスカッションや交流の時間を設けることで参加者同士が物流の未来を語り合い、切磋琢磨できる場にしたい考えだ。

まずは来春にも、主にプロロジスの顧客企業に所属する若手人材向けに開講することを検討。将来的には公募のプログラムとして、意欲ある若手に幅広く門戸を開放する計画という。

(藤原秀行)

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