京浜港からダイレクト混載航路に接続、トラック輸送短縮し「2024年問題」対応図る
セイノーロジックスは4月17日、群馬県太田市で、京浜港発の自社ダイレクト混載サービスの受け地として、内陸CFS(コンテナフレートステーション)「太田CFS」を開設したと発表した。同社としては初の内陸CFSとなる。
太田CFSは群馬県の太田国際貨物ターミナル(OICT)内に位置。小口貨物を受託して集約、海上コンテナに混載して京浜港から米国やメキシコ、欧州、インド、マレーシア向けダイレクト混載航路14ルートに接続する。
群馬エリア~京浜港間のトラック輸送をセイノーロジックスが集約することで、トラック輸送の距離を短縮し、「2024年問題」へ対応するとともに、環境負荷軽減につなげる狙いがある。製造業が多く進出しているエリアに内陸CFSを設け、環境負荷が低い物流のニーズを着実に掘り起こしたい考え。
太田CFSが入る太田国際貨物ターミナル(セイノーロジックス提供)
(藤原秀行)