環境負荷低減効果を評価
中国銀行は4月30日、千葉銀行と連携し、日本GLPが事業主体を務める物流施設「GLP早島Ⅳ」(岡山県早島町)の開発プロジェクトに関し、同社が組成に携わったプロジェクトを担うSPC(特定目的会社)「早島4ロジスティック特定目的会社」向けにグリーンローンを実行すると発表した。
グリーンローンは環境負荷低減に資するプロジェクト向けに融資する。本案件は物流施設の新規供給による雇用創出効果など、中国銀行営業エリアの地域活性化にも貢献すると期待しており、不動産ノンリコースローンを活用している。
日本GLPは環境改善効果が期待できる物流施設の開発資金はグリーンローンとして資金調達することを「サステナビリティファイナンス・フレームワーク」で明示。開発予定の物流施設はCASBEE「B+ランク」以上の環境認証評価を取得予定の物件として、当該フレームワークに適合した借入金で、グリーンローンとして融資を実行する。
本件ファイナンスの概要
融資形態 |
不動産ノンリコースローン |
借入人 |
早島4ロジスティックス特定目的会社 |
貸付人 |
株式会社中国銀行・株式会社千葉銀行 |
貸付実行日 |
2024年4月30日を第1回とする分割貸出 |
資金使途 |
物流施設の用地取得・建築資金 ほか |
物件所在地 |
岡山県都窪郡早島町早島字畑岡4651番3 ほか |
(藤原秀行)