日本気象、大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」安全運航サポートへ

日本気象、大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」安全運航サポートへ

会期中に風況観測、上空のリアルタイムデータなど提供想定

日本気象は5月13日、2025年開催の日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、運営参加事業者として協賛する一環として、「空飛ぶクルマ」などの安全運航をサポートすると発表した。

大阪市此花区夢洲の万博会場付近に気象観測機器ドップラーライダーを設置。万博会場上空の風況観測を実施し、リアルタイムの風向・風速をWeb上で可視化すると同時に、気象予測システムを構築し、空飛ぶクルマの安全管理などに役立つ、より精度の高い気象情報を配信する。


2025年大阪・関西万博

風向・風速及び予測情報は、未来社会ショーケース事業「スマートモビリティ万博」の空飛ぶクルマの運航事業者をはじめ、万博参加者に、上空の安全利用のために活用してもらうことを想定している。


大阪・関西万博における風況監視システム


ドップラーライダーによる、夢洲上空のリアルタイムの風向・風速データ

ドップラーライダーは、リモートセンシング技術を用いた気象観測機器で、レーザー光を大気中に照射、観測マストでは届かない高高度の風を調査する。


ドップラーライダー(いずれも日本気象提供)

(藤原秀行)

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