都市部の物流など社会実装に備え、セキュリティシステムの技術性能向上図る
Terra Drone(テラドローン)は5月21日、対ドローンのセキュリティシステムを提供している東芝インフラシステムズとドローン運航管理、不審なドローンの襲来を防ぐカウンタードローンの両事業拡大に関する覚書を締結したと発表した。
(両社提供)
テラドローンは、管理下にあるドローンの位置情報を正確に把握することが可能な運航管理システム「Terra UTM」を開発。一方、東芝インフラシステムズは様々なセンサーや対処手段を統合して、不審なドローンの到来に備える対ドローンセキュリティシステムを提供している。
両社の製品価値向上を目指し、テラドローンの「Terra UTM」と東芝インフラシステムズの対ドローン セキュリティシステムの技術連携を進め、性能の向上を図る。
将来は都市部での物流など、ドローンの社会実装はさらなる加速が見込まれていることから、衝突リスクや不正ドローンによる攻撃などの脅威から事件や事故を未然に防ぐためシステムの高度化が不可欠と想定。双方の技術力を駆使して安定・安全運航を後押ししていきたい考えだ。
(藤原秀行)