西鉄、国際物流事業でUAEのドバイに現法設立

西鉄、国際物流事業でUAEのドバイに現法設立

西日本鉄道は4月22日、英国に本拠を置く物流子会社「NNR GLOBAL LOGISTICS UK」が今年1月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで100%出資子会社「NNR GLOBAL LOGISTICS MIDDLEEAST FZCO」を設立、4月23 日に営業を開始すると発表した。

同社グループは国際物流事業の収益拡大を推進しており、現在の世界28カ国・地域、117都市(3月現在)の営業拠点を31カ国・地域の124都市まで拡大する目標を掲げている。

UK社は海外ネットワークの拡大に向け、2019年2月にUAEでドバイ駐在事務所を開設、ドバイの市場調査および現地企業の情報収集を進めていた。ドバイで事業を拡大・強化するため、24番目の海外子会社となるUAE社を設立した。

UAEは政府が外資企業誘致を目的とした経済特区「フリーゾーン」を国内に40拠点設置。同区では100%外資による出資で会社を設立することが可能で、法人税非課税など優遇政策が実施されている。今回設立するUAE社はドバイ国際空港に隣接する「ドバイ空港フリーゾーン」に位置し、多くの日系企業が進出済み。

UAE社新設に際し、ドバイ内のフリーゾーンで3PLサービスを提供するほか、中東・アフリカ市場へのビジネス拡大を図る。

(藤原秀行)

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