RENATUS ROBOTICS、自動倉庫システムの実機をイー・ロジット物流拠点で公開

RENATUS ROBOTICS、自動倉庫システムの実機をイー・ロジット物流拠点で公開

従来製品より導入コスト3割減と想定

東京大学発で物流領域のDXに取り組むスタートアップTRUST SMITHグループで、自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」を手掛ける米国のベンチャーRENATUS ROBOTICS(レナトスロボティクス)は6月5日、「RENATUS」の内覧会をイー・ロジットの埼玉草加FC(埼玉県草加市)で5月28日に開催したと発表した。当日は144人が参加した。


「RENATUS」

「RENATUS」は縦横自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせた自動倉庫システム。これまで困難とされていた大規模棚におけるワンストップ梱包を実現したという。

従来品における荷合わせ用の搬送コンベアが一切不要となり、価格を低く抑えられていると説明している。従来の自動倉庫より導入コストを30%抑制できるという。

RENATUS ROBOTICSは冷凍帯への対応、搬送アイテムの多様化(段ボールなどへの対応)による、対応ユースケースの拡大を図る。米国で従量課金制のLaaS型事業を展開(荷主企業への物流機能の提供)することも目指す。

併せて、ピッキング・パレタイズ・デパレタイズなどのロボットアームによるRENATUSの前後工程の自動化、自動運転トラックや自律走行ドローンなどによる配送の完全自動化にも取り組む。

(藤原秀行)※いずれもRENATUS ROBOTICS提供

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