フューチャーアーキテクト、レガシーシステム刷新支援に生成AIを導入

フューチャーアーキテクト、レガシーシステム刷新支援に生成AIを導入

解析時間の大幅短縮など効果見込む

フューチャー傘下のフューチャーアーキテクトは6月25日、科学的なプロジェクト運営を支援する独自ソリューション「Futurefraqta」(フューチャーフラクタ)の現行コード解析機能に生成AIを導入し、より効率的なシステム刷新を可能にするとともに、これまでの知見を活かしたより柔軟なDXコンサルティングサービスを開始すると発表した。

「Futurefraqta」は同社がこれまで手掛けてきた、レガシーシステムも含めた数々の大規模刷新プロジェクトで蓄積してきたノウハウを、科学的かつ体系的に整備したのが特徴。

ブラックボックス化したシステム全体をデータとして可視化することで構造を把握・分析し、システムを適切に切り分けるポイントや移行に要する時間と予算などを含めた計画の策定を支援する。

システム規模が数千万ステップを超えるような大規模プロジェクトを中心に、既に80社以上のプロジェクトで活用実績があり、データによるファクトベースアプローチが安全・着実なシステム移行と効率的なプロジェクト運営を支えているという。

また、今回新たに現行ソースコード解析機能に生成AIを導入したことで、JCL、COBOLなどのレガシー言語の解読支援も実現。解析時間を大幅に短縮できると見込む。

今後は「Futurefraqta」がサポートする要件定義、基本設計、詳細設計、開発、テストといったプロセスにもAIによる自動レビューを取り入れ、より円滑なプロジェクト運営とシステムの品質向上を図る。

(藤原秀行)※いずれもフューチャーアーキテクト提供

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