オートロック付きJKK住宅でライナフの「スマート置き配」導入スタート

まず都内6カ所、再配達やCO2排出量の削減後押し

ライナフは6月25日、JKK東京（東京都住宅供給公社）と連携し、JKKの賃貸住宅居住者の利便性向上や再配達削減を促進するため、オートロックエントランスを設置しているJKK住宅で、ライナフが手掛ける「スマート置き配」を導入すると発表した。

オートロックエントランスのあるJKK住宅はセキュリティーの問題から置き配の利用が難しく、宅配ボックスを置いている住宅でも数に限りがあるため、満杯時には使用できず再配達が発生していた。

ライナフのスマート置き配を採用することで、オートロックエントランスの住宅でも置き配を利用できるようにし、再配達や輸送時のCO2排出量をさらに削減していきたい考え。

6月以降、まず東京都内6カ所の住宅で順次工事を実施し、工事完了後に運用を開始する。入居者アンケートなどで効果を検証しながら対象住宅の拡大を検討する。

スマート置き配はスマートロック「NinjaEntrance（ニンジャエントランス）」を用いてオートロック付きマンションの共用エントランスの鍵をデジタル化することで、認証された配達員のみがオートロックを解錠できるようになり、受け取り側があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届ける。既に全国1万棟のオートロック付きマンションが導入しているという。

導入予定箇所

（藤原秀行）※いずれもライナフ提供