環境負荷低い燃料SAFなど活用し貨物輸送のCO2排出抑制するANAプログラム、荷主初の京セラ参画

環境負荷低い燃料SAFなど活用し貨物輸送のCO2排出抑制するANAプログラム、荷主初の京セラ参画

日通と近鉄エクスプレスが協力、カーボンニュートラル達成目指す

ANAホールディングス(HD)は7月8日、環境負荷が低い持続可能な航空燃料「SAF」などの活用を通じて、航空貨物の輸送や社員の出張などで発生する間接的なCO2排出(Scope3)の可視化とCO2排出量の削減を後押しするソリューション「SAF Flight Initiative: For the Next Generation」に、荷主企業として初めて京セラが参加したと発表した。

同ソリューションは2021年10月にアジアで初めて立ち上げた。荷主対象のサービスは昨年9月、貨物輸送を対象としたカーゴ・プログラムの提供を新たに開始した。京セラは同プログラムに加わった。

京セラはプログラムへの参画で、ANAが発行するCO2削減証書を活用することにより、バリューチェーン全体でCO2排出量を削減。長期環境目標として掲げている2050年度カーボンニュートラルの達成を図る。京セラの参画はフォワーダーとして同社の物流業務を手掛ける日本通運と近鉄エクスプレスの協力を得て実現した。


「SAF Flight Initiative」プログラム(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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