ロジスティクス戦略の具現化手助け
フューチャー傘下のフューチャーアーキテクトは7月25日、政府が「2024年問題」対策のため荷主企業や物流事業者にトラックの荷待ち・荷役時間短縮を図るよう求めることなどを柱とした改正物流総合効率化法(施行後は名称を物資流通効率化法に変更)で、一定規模以上の特定事業者となる荷主企業に物流統括管理者(CLO)の設置が義務化付けられることを受け、CLOの戦略策定から推進・実行までを支援するコンサルティングサービスを7月以降、本格的に展開すると発表した。
改正法でCLOはサプライチェーン全体を俯瞰して持続可能な成長戦略を推進することが求められる。フューチャーアーキテクトは、CLOのミッションの一つに位置付けられる「物流最適化」の実現には、サプライチェーン上の荷量や積載量等のデータの可視化が必要で、デジタルをはじめ最新技術の戦略的活用が不可欠とみている。
そこで、物流のノウハウを兼ね備えた物流サービス事業部の担当者が伴走し、戦略立案から構想具現化・実装までを包括的にサポートする。
DXに必要なノウハウを体系化した「物流DXコンサルティングサービス」の知見に基づき、システム実装やAI活用などの「デジタル領域」に加え、拠点の統廃合や倉庫設備の設計、サプライチェーンネットワークの再編といった「フィジカル領域」までを包括的に取り扱い、ロジスティクス戦略の具現化を手助けする。
(フューチャーアーキテクト提供)
■CLO支援の一例
法規制対応の具現化 |
サプライチェーン全体の可視化 |
・荷待ち・荷役時間短縮に向けた 自動化・機械化整備、システム投資 ・データ利活用による積載率向上 |
・荷量・積載量等のデータの可視化 リアルタイム化 |
(藤原秀行)