まずニューデリー発で開始、全土に順次拡大予定
SGホールディングスグループで国際貨物や物流倉庫の事業を手掛けるSGHグローバル・ジャパンは8月7日、タイ現地法人のSG佐川タイ(SGSAGAWA (THAILAND) CO., LTD)が、航空貨物輸送事業者のスターライトエクスプレスインドと代理店契約を締結、インド発の国際エクスプレス事業を6月11日に始めたと発表した。
SG佐川タイの島﨑順二代表取締役とスターライトエクスプレスのSundar Dahal代表取締役(SGHグローバル・ジャパン提供)
SG佐川タイとスターライトエクスプレスのネパール本社は2019年1月、ネパール発国際エクスプレスの取引を開始し、毎年取り扱い数量が増えている。
拡大する南アジア地域の物流ニーズに応えるため、巨大市場のインド発国際エクスプレス事業を開始することにした。
ニューデリーの事業法人や個人の顧客の貨物をスターライトエクスプレスのインド代理店が集荷し、日本まで航空輸送後、SGHグローバル・ジャパンが通関作業を手掛け、佐川急便が日本国内の配送を担当する。
インド・日本間のスムーズな輸送を支える一貫輸送サービスを提供することで、インド国内における国際宅配便のニーズへの対応を強化する。
まずニューデリーでサービスを開始した後、ムンバイ、バンガロール、チェンナイとインド全土に順次サービスを拡大していく予定。
SG 佐川タイは今後、インド発の国際エクスプレス事業をはじめとして、バングラデシュ、スリランカ、ドバイを強化地域と定め、スターライトエクスプレスと南アジア・中東発国際エクスプレス事業の拡大を目指す。
(藤原秀行)