国分グループとAUBAが世の中の”買えない”解消目指すオープンイノベーションプログラム開始、宅配ロボット活用など想定

国分グループとAUBAが世の中の”買えない”解消目指すオープンイノベーションプログラム開始、宅配ロボット活用など想定

「楽しさの提供」「不便さの解消」2軸で提案募集

日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」を運営するeiicon(エイコン)は8月19日、国分グループ本社と組み、買い物における「楽しさの提供・不便さの解消」に挑む「国分グループ オープンイノベーションプログラム 2024」の応募受付を「AUBA」上で開始したと発表した。

両社が連携してオープンイノベーションプログラムを展開するのは初めて。eiiconは専用Webサイトの設置やPR支援などの面でサポートする。

プログラムは国分グループが定めるSDGsステートメントの6つのテーマのうち、「生活者」の項目で掲げている「すべての生活者に食を中心とした快適な買い物の場を届ける」の目標を達成するため、「食品アクセス問題」をテーマに設定し、企業の未来に向けた斬新な技術やノウハウに基づくアイデア・提案と、国分グループの経営リソースを掛け合わせた新たな事業創造を目指す。

今回は事業化を目指すビジネスの実証フィールドを提供可能な自治体・企業も併せて募集する。プログラムにおける広報や採択後のPoC(概念実証)などの予算、協業成果によっては出資も検討するという。

食品アクセス問題は、中山間地における買い物難民のような課題だけでなく、都市部・地方部いずれにも、心理的・物理的な食品アクセスの問題があると認識。食品アクセス課題をより広く捉えた、様々な“買えない”課題を解決し、よりよい豊かな食生活の実現を図る。

具体的な募集テーマは「楽しさの提供」「不便さの解消」の2軸で捉え、それぞれに対応するアイデア、国分グループとともに活動する提案を募る。無人店舗やスマートカート、宅配ロボットを使ったフードデリバリー、ドローン配送などを想定している。

スケジュール
8月19日~9月30日 応募受付期間
10月1日~10月下旬 一次審査
10月末 一次審査の結果連絡
11月〜 二次審査
12月〜12月末 採択企業決定
2025年1月〜 協業内容検討開始

応募資格
・法人登記が成されていること
・プログラム期間中にプロダクト・サービスが、一部機能でも提供可能であること
・ノウハウを活かして本プログラムで新たなプロダクト・サービスを開発する場合は、プログラム期間中に開発体制が構築できること
・資金調達状況、本社所在地などは不問

(藤原秀行)

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