川崎市で2.1万㎡案件建設へ、26年夏竣工見込む
※霞ヶ関キャピタルも発表したため、内容を一部差し換えました
三菱商事都市開発は8月23日、川崎市川崎区東扇島で冷凍自動倉庫の開発用地を取得すると発表した。着工は2024年11月、竣工は26年夏をそれぞれ予定している。
霞ヶ関キャピタルも8月23日、保有していた用地約5000㎡を8月28日付で三菱商事都市開発に売却する方針を開示した。倉庫開発のプロジェクトマネジメントを三菱商事都市開発から受託している。
三菱商事都市開発は13年から「MCUD LOGISTICS」ブランドを冠し、物流施設を自社で開発している。冷凍自動倉庫の開発は今回が初めてで、霞ヶ関キャピタルと協業する。冷凍自動倉庫の名称は霞ヶ関キャピタルのブランドを採用し、「(仮称)LOGI FLAG TECH東扇島I」とする予定。
冷凍食品需要の増大などで冷凍倉庫需要が今後も期待できる中、老朽化による建て替えニーズに対応していくのが狙い。自動ラック(パレット)を庫内全面に配置した冷凍自動倉庫の開発を目指す。
冷凍自動倉庫の概要
東京都心と横浜中心部の中間に位置するエリアに建設するため、2大消費地を広くカバーできるとみており、集配性に優れた交通利便性を備えた立地。東京港と横浜港の2大港湾や羽田空港にもアクセスしやすいことが利点となっている。
■東扇島冷凍自動倉庫開発案件 開発概要
所在地:神奈川県川崎市川崎区東扇島
物件種類:冷凍自動倉庫
敷地面積:5,000㎡
延床面積(予定):20,724㎡※
計画概要(予定):
1階:冷蔵倉庫(5℃)・事務室
2階:事務室
3階:冷凍自動倉庫(-25℃)
着工時期:2024年11月予定
竣工時期:2026年夏予定
※自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため、延床面積は仮想床での面積を記載している
周辺地図(いずれも三菱商事都市開発提供)
(藤原秀行)