両備システムズ、ロジスティードソリューションズとパートナーシップ強化

両備システムズ、ロジスティードソリューションズとパートナーシップ強化

「2024年問題」受け業務改善のニーズ拡大に対応

両備システムズは8月28日、ロジスティードグループで物流ITシステム全般を手掛けるロジスティードソリューションズ(LDS)と、LDSの物流センター管理システム「ONEsLOGI/WMS」のクラウドサービスに関し、戦略的パートナーとして業務提携を締結したと発表した。

同日、両備システムズとして「ONEsLOGI/WMS」クラウドサービスの取り扱いを開始した。

「2024年問題」を受けて業務改善のニーズが高まっているのを考慮し、両備システムズが提供しているセキュリティ製品、データセンター、BPOサービスと組み合わせ、両社が連携してクラウドサービスの販売を強化する。

両備システムズはバース入退場管理システム「R-Teams(アールチームス)」をベースに、数の確認時間を約20%時間短縮できるAIカウントツール「CountShot(カウントショット)」を組み合わせることで、1運行当たりの荷待ち、荷役作業などに要する時間を約30%削減(最大60%削減)することが可能なシステムを提供している。

今回の提携を通じて物流2024年問題の解決に役立つソリューションを拡充し、物流業や製造業などの顧客により幅広い物流システムを提案していく体制を整備する。

提携に基づき、両備システムズはLDSの「ONEsLOGI/WMS」の販売に加え、LDSの支援を受け両備システムズで業務要件定義、設計、開発、導入を実施する。

併せて、「ONEsLOGI/WMS」の環境を両備システムズのデータセンター「Ryobi-IDC」内に構築し、同社のクラウドサービスとして提供する。

今後は両備システムズの新規顧客や既存顧客における基幹システム、倉庫管理システム、バース管理システム、AIを活用した外観検査システムなどと連携し、一気通貫のロジスティクスサービスの提供を実現、物流に関する事業の拡大を目指す。

(藤原秀行)

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