商船三井系CVC、シンガポールのディープテック支援ファンドに出資

商船三井系CVC、シンガポールのディープテック支援ファンドに出資

海運や物流の効率化につながる案件実用化図る

商船三井系のコーポレートベンチャーファンド(CVC)、MOL PLUSは9月2日、シンガポールで活動しているUntroD Capital Asia(アントロッド・キャピタル・アジア)が運用している投資ファンド「グローバルファンド2号」に出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。

グローバルファンド2号は、主にディープテック(先端技術)を取り扱うシード(会社創生期)ステージからシリーズB(成長期)までのスタートアップに出資、社会課題の解決促進を目指している。投資対象は東南アジアに拠点を置くスタートアップを中心に、東南アジアで成長ポテンシャルが高い域外スタートアップもカバーしている。

MOL PLUSはUntroDのグローバル1号ファンドにも投資しており、2号ファンドにも出資することで、海運や物流の効率化、環境負荷低減につながるディープテックの実用化を図っていきたい考え。

MOL PLUSの投資領域はディープテックとの親和性が高いことを踏まえ、中長期時間軸で連携体制を構築し、ディープテックのスタートアップが持つ独自技術の社会実装を促進する。

グローバルファンド2号概要

ファンド名

Real Tech Global Fund 2

所在地

シンガポール・マレーシア・東京

運営者

UntroD Capital  Asia Pte Ltd(旧:RTHD Singapore Pte Ltd)

設立

2024年

投資対象地域

東南アジアを中心に、グローバルに投資

投資対象領域

ディープテック全般

投資ステージ

シードステージからシリーズ B まで

ホームページ

https://untrod.inc/

(藤原秀行)

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