京都・南丹の既存拠点空きスペースに機能集約、26年3月稼働開始予定
雪印メグミルクは9月25日、関西地区の生産体制を見直すと発表した。
牛乳や乳飲料を手掛ける神戸工場(神戸市)は操業開始から60年を迎え老朽化が進んでいることなどから、2026年度上期(1~6月)中をめどに生産を終了。約24億円を投じて機能を京都工場池上製造所(京都府南丹市)の空いている既存スペースに集約、チルド牛乳や乳飲料の生産効率化とコスト抑制を図る。
池上製造所での稼働開始は26年3月の予定。同社は現在、関西地区に京都工場(同)、京都工場池上製造所、神戸工場の3拠点を構えている。2拠点に集約しても生産量は従来とほぼ同水準を確保するとみられる。
神戸工場は生産終了後も当面、チルド商品などの配送拠点として利用する。
(藤原秀行)