脱炭素加速図る
日本航空（JAL）は9月27日、ビック・ライズ（横浜市）が展開している食品スーパー「食品館あおば」と連携し、店舗に家庭で発生する廃食油の回収ボックスを設置、引き取りを開始すると発表した。対象は横浜などの店舗2カ所。
JALは2050年までにCO2排出量実質ゼロ（ネット・ゼロエミッション）を目指し、さまざまな取り組みを推進している。その一環で、航空機の脱炭素化を進めるため、家庭から出る廃食油を原料とした環境負荷の低い航空燃料「SAF」を製造するプロジェクト「すてる油で空を飛ぼう」を実施している。
一方、ビック・ライズは太陽光発電所設備を保有し、自然エネルギーによる発電を行うことでCO2排出の削減に貢献するなど、環境への取り組みに注力している。
双方が連携し、環境負荷低減をさらに加速させていきたい考え。
「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトは店頭で参加費200円（税抜）を払えば参加できる。参加者には回収ボトル1つとJALオリジナルステッカーを贈呈するほか、廃食油の回収を店舗にある二次元バーコードから報告するとJALから抽選でプレゼントを贈る。
回収は原則、毎日午前10時から午後8時に受け付け、家庭で集めた廃食油を回収ボックスに直接流し込んでもらう。
（藤原秀行）※いずれもプレスリリースより引用
