研修室など増強、災害時にはサテライトオフィスとして使用も
鴻池運輸は10月9日、人材育成施設「KONOIKE GROUP 人材開発センター」を同社創業の地・大阪府に建設したと発表した。稼働開始は10月18日の予定。
「人材開発センター」はこれまで約40年にわたり社員教育の場としていた島屋研修センター(大阪市此花区)から豊中市に拠点を移して建て替え、グループ全社員を対象に座学研修やワークショップを実施する施設として運用する。
研修室を旧来の3室から5室に、収容人数・宿泊室数を約2倍にそれぞれ増強したほか、BCP面の懸念を払拭し、災害発生時に本社機能を代替するサテライトオフィスとして使用することも想定している。
「覚悟をもって挑戦を続け、期待を超え、新しい価値を創造できる学び舎」を基本コンセプトに据え、同社グループの人的資本経営を推進する拠点としての役割を担う。
同社グループは人材開発センターのほか、現場の技能研修等を行う鴻池テクノ研修センター(大阪市西淀川区)、安全品質研修センター(千葉市中央区)で人材育成を促進している。
(藤原秀行)※いずれも鴻池運輸提供