月面への輸送サービス商用化目指すispace、米機関投資家ハイツ・キャピタルから最大237億円調達へ

月面への輸送サービス商用化目指すispace、米機関投資家ハイツ・キャピタルから最大237億円調達へ

着陸船打ち上げへ開発費用など確保

月面へ物資を輸送する「ペイロードサービス」の商用化を目指しているispace(アイスペース)は10月11日、米機関投資家Heights Capital Management(ハイツ・キャピタル・マネジメント、HCM)グループを引き受け先とする第三者割当増資を実施すると発表した。

2025年3月まで4回に分けて普通株式と新株予約権を付与し、調達額は最大で約237億円を見込む。

ispaceは2024、26、27年に月面着陸船を打ち上げる予定。調達する資金は開発や打ち上げの費用などに充当する。巨額の開発費用を早めに押さえておきたい考えだ。

増資が完了すると、筆頭株主のispace創業者・CEO(最高経営責任者)の袴田武史氏と同等の株式保有比率(12.89%、24年3月末時点)になるとみられる。

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事