センコーGHD、東証上場で保育園・学童保育施設手掛けるSERIOをTOBで買収へ

センコーGHD、東証上場で保育園・学童保育施設手掛けるSERIOをTOBで買収へ

事業基盤拡大図る、50億円で全株取得想定

センコーグループホールディングス(GHD)は11月13日、東京証券取引所グロース市場に上場している保育園・学童保育施設運営のSERIOホールディングス(セリオHD)を買収すると発表した。

同社への2回のTOB(株式公開買い付け)を通じて、セリオHDの若浜久社長らから全株を取得、完全子会社化を目指す。取得額は約50億円となる見通し。

センコーGHDはグループで東日本を軸に保育・学童事業を展開している。関西を地盤とするセリオHDを傘下に収め、事業基盤を広げていきたい考えだ。

最初のTOBはセリオHDの筆頭株主となっている若浜社長から、譲渡制限のない保有分全株式(36%超)を1株625円で取得する予定。期間は11月14日から12月12日まで。

その次に、12月21日から2024年2月7日までを対象として、他の少数株主から1株877円で買い付ける。TOBが成立すれば、セリオHDは上場廃止となる予定。

(藤原秀行)

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