4隻目、韓国のハンファオーシャン建造
商船三井は10月25日、三井物産向けの新造LNG(液化天然ガス)船命名式を同日、韓国の造船大手Hanwha Ocean(ハンファオーシャン)のコジェ造船所で開催したと発表した。
本船は「MARVEL SWALLOW」(マーベル・スワロー)と命名。10月28日の竣工後、三井物産との定期用船契約により、日本でタンク冷却用LNGを積み込んだ後、最初の積み地の米国に向けて航行を始める。
「MARVEL SWALLOW」
命名式の様子
本船は2014、15年に商船三井が三井物産と契約を締結した新造LNG船3隻に続き、22年に用船契約を締結した4隻目となる。
燃料消費効率を改善したドイツのフォルクスワーゲン(VW)傘下のMAN Energy Solutions(MANエナジーソリューションズ)製の最新型エンジンを搭載。従来のLNG船と比べ環境に配慮した仕様を採用している。
「MARVEL SWALLOW」要目
主要寸法 |
全長 294.9m、船幅 46.4m |
船型 |
174,000m3 メンブレン型 |
搭載主機 |
ME-GA |
造船所 |
Hanwha Ocean Co., Ltd. |
船舶管理会社 |
MOL LNG Ship Management Pte. Ltd.(商船三井100%子会社) |
(藤原秀行)※いずれも商船三井提供