JALのプロジェクトに参加、航空機の脱炭素化推進
日本航空(JAL)は10月28日、イオンマーケットが運営している高級スーパー「ピーコックストア」の全店舗で、家庭から出る廃食油の回収ボックスを順次設置、回収を開始すると発表した。まず10月30日に横浜市内の3店舗でスタートする。
JALは2050年までにCO2排出量実質ゼロ(ネット・ゼロエミッション)の達成を目指し、航空機の脱炭素化を推進。その一環として、一般家庭から出る廃食油を環境負荷の低い航空燃料「SAF」の原料に活用するプロジェクト「すてる油で空を飛ぼう」を実施している。
共同で環境負荷低減のため、廃食油の回収を開始することにした。単一事業者の全店舗(36店舗)で同プロジェクトを展開するのは初めて。
ピーコックストアで回収した廃食油は、2025年に商用開始を予定している国内初のSAF製造プラントでSAFの原料として使う予定。それまではバイオディーゼルに活用する計画。
「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトは店頭で参加費220円(税込み)を払えば参加が可能。回収ボトル1本とJALオリジナルステッカーを提供しており、廃食油の回収を店舗にある二次元バーコードから報告すればJALから抽選でプレゼントを贈呈している。
※店舗で回収できる油は以下の通り
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用