工場近接し物流効率化図る、25年7~8月完成予定
染色大手の小松マテーレは10月30日、石川県能美市で約5.5億円を投じ、新たな物流倉庫「小松マテーレ第二物流センター」を開設すると発表した。
敷地面積は5500㎡で、このうち倉庫面積は3300㎡。完成は2025年7~8月を見込む。
本社内の工場に近接した場所に新倉庫を建設することで、物流の効率化を図る。
倉庫の完成イメージ(プレスリリースより引用)
新耐震基準を満たす新倉庫を開発することで、耐震性や労働環境の安全を確保するとともに、冷暖房や動線の改善、休憩スペース設置による運送業者の作業環境改善にも努める。
太陽光発電パネルや蓄電池などを生かし、100%再生可能エネルギーで施設を運用、害時にも物流業務を継続できるようにする。同時に携帯電話500台を充電できるようにする。
同倉庫で関連会社のインターリンク金沢と組み、飲料水を販売することを想定しており、災害時の飲料水確保を支援する。
(藤原秀行)