アグリビジネス投資育成、自動化機器導入支援のPALと食品領域の物流DX推進で連携

アグリビジネス投資育成、自動化機器導入支援のPALと食品領域の物流DX推進で連携

出資も、産業の持続的発展目指す

農林中央金庫(農林中金)などが共同で出資し、食の領域に関わる企業を対象とした投資事業を展開しているアグリビジネス投資育成(東京都千代田区大手町)と、物流自動化機器の導入支援などを手掛けるPAL(大阪市)は10月31日、アグリビジネス投資育成がPALに出資するとともに、主に食品領域における物流のDX・自動化の推進に向け事業連携することで合意したと発表した。

出資の具体的な額など詳細は開示していない。

PALは食品小売・流通事業者の物流現場における生産性向上の支援を得意とし、食品領域をはじめとする物流現場の課題に対する各種ソリューションを提供している。

アグリビジネス投資育成は2002年の設立以降、「国内農林漁業および食品産業の持続的な発展」を目的に掲げ、国内外の「食のバリューチェーン」に関わる企業に対して、出資を通じた取り組みの支援に注力している。

同社は今回の出資後も、株主の日本政策金融公庫、農林中金をはじめとしたJAグループのネットワークを活用しながら、PALの物流ソリューションの食品領域での普及に向けたサポートを図る。

(藤原秀行)

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