80kgのトイレ運搬や中腰の清掃作業に活用
着用して作業の負荷を減らすアシストスーツを手掛けるイノフィスは11月8日、仮設トイレ・ ユニットハウス・仮設資材などのレンタル・販売施工を手掛けるエクセルトライ(神奈川県綾瀬市)に、サポータータイプでは最強クラスの補助力を備え、腰の負担を35%軽減する「マッスルスーツSoft-Power」を1台納入したと発表した。
マッスルスーツSoft-Powerを着用しての仮設トイレの清掃業務
マッスルスーツSoft-Powerを着用してのポリタンク運搬
仮設トイレやユニットハウス、その他の仮設資材は年々需要が高まっており、その背景には新型コロナウイルス禍で一時中止されていたイベントの再開・増加、災害対策や復興支援における迅速な対応、建設プロジェクトの活発化による供給ニーズがある。
昨今の円安による影響で訪日観光客が増加し、観光地やキャンプ場での過剰観光(オーバーツーリズム)への対応としても仮設設備の導入が進んでいるという。
こうした需要の増加に応えるべく、効率的な供給を目指して重機の活用を進め、人力作業の軽減に取り組んでいるものの、80㎏の重量がある仮設トイレの設置や、20リットルのポリタンクの運搬といった作業には依然として人の力が必要。現場で働く人にかかる身体的負担、特に腰への負担が課題となっていた。
従事者の減少と高齢化が進む中、マッスルスーツを積極的に活用してもらい、作業者の身体的負担の軽減と労働環境の改善をサポートするのが狙い。
現場では、重作業に伴う腰への負担が大きく、従業員が自費で腰痛ベルトを購入するケースも見られた。重機による作業効率の改善を図る一方、人力作業が必要な場面も多く、負担軽減が急務だった。
大型イベントだと約30台の仮設トイレの供給もあるという
マッスルスーツSoft-Power
マッスルスーツシリーズラインナップ
(藤原秀行)※いずれもイノフィス提供