日本郵船や川崎汽船などの合弁会社が運航、中部地区でShip to Ship方式の実績積み上げ
日本郵船は11月18日、液化天然ガス(LNG)燃料バンカリング船「かぐや」が11月5日、愛知県の三河港で同社運航の自動車専用船「SAKURA LEADER」に、100回目のLNG燃料供給を実施したと発表した。
かぐやは国内初のLNGバンカリング船として2020年に竣工。同社と川崎汽船、発電大手のJERAなどが共同出資する合弁会社セントラルLNGマリンフューエルが運航を担っている。
三重県の川越火力発電所を拠点として20年10月に日本で初めて、対象の船に横着けして直接供給する「Ship-to-Ship方式」で船舶向けLNG燃料供給事業に従事している。
燃料供給の様子(本船のShip-to-Ship方式のプレスリリース写真から/セントラルLNGマリンフューエル提供)
「かぐや」の概要
LNG積載容量 :3,500㎥
総トン数 :4,044トン
全 長 :81.7メートル
全 幅 :18.0メートル
造船所 :川崎重工業株式会社 坂出工場
供給体制(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)