本船動静自動更新など機能活用、本質的な業務に時間割り当て目指す
Shippioは11月27日、生活用品大手アイリスオーヤマのグループで輸出入を担うオーヤマ(仙台市)が、Shippioの提供する荷主企業向け貿易業務効率化支援SaaS「Any Cargo」(エニーカーゴ)を導入したと発表した。
アイリスグループは日本のほか、欧米やアジアにグループ企業16社・18工場を展開し、グローバル規模で事業を展開している。オーヤマは、アイリスオーヤマをはじめグループ全体の輸出入業務を担い、家具、家電、日用品などの輸入だけでも年間約2万5000本のコンテナを取り扱っている。
取扱量が増える中、目視による本船動静の確認や社内外関係者との書類、進捗確認等のコミュニケーション時間が増大することに課題を感じ、10月に「Any Cargo」導入に踏み切った。
「Any Cargo」は本船動静を1日に2回自動更新するトラッキング機能、他部署担当者・外部業者と一元で案件の進捗管理、書類の授受、チャットが可能なパートナーコネクト機能などを搭載している。オーヤマもこうした機能を活用し、貿易業務の一元管理に取り組んでいる。
今後はオーヤマの扱う全貨物の管理を「Any Cargo」でカバーして業務効率化を加速させ、貿易データを活用した輸送品質向上といった本質的な業務に時間を割けるようにする方針。
(藤原秀行)