リスクを1分ごとに割り出し、「平常」「注意」「警戒」の3段階で表示
ウェザーニューズは11月28日、高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」で、1分ごとの気温・湿度・風速などの観測データから道路の凍結リスクを算出する「道路凍結指数」の提供を同日、開始したと発表した。
ソラテナProは気温・湿度・気圧・雨量など7つの気象要素を1分ごとに観測する。小型・軽量で設置が容易な上、電源を入れるだけで観測が開始する取り扱いのしやすさが特徴。
災害レベルの大雨(雨量50mm/h)や強風(風速50m/s)も観測できるほか、「ウェザーニュース」アプリやパソコン版の専用ウェブサイトから観測データに加えて天気予報や雨雲レーダーまで確認することが可能。
ソラテナPro
同社は20年以上前から道路管理会社の雪氷対策を支援してきた実績があり、道路の路面凍結に関するノウハウを蓄積している。近年は道路管理会社のほか、自治体や土木・建設業界における凍結防止剤散布のニーズが寄せられることから、現場の凍結リスクをピンポイントで把握できる「道路凍結指数」の開発にこぎ着けた。
ソラテナProの気温や雨量、風速などの観測データを踏まえ、独自のアルゴリズムを用いて道路凍結リスクを1分ごとに割り出し、凍結リスクを分かりやすく「平常」「注意」「警戒」の3段階で表示する。
凍結リスクが高い場合にプッシュ通知をするため、企業は作業実施をより迅速に判断できると見込む。
リスク表示のイメージ(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)