JR貨物がZ世代とタッグ結成、制服やレールなど廃材生かした商品開発着手

JR貨物がZ世代とタッグ結成、制服やレールなど廃材生かした商品開発着手

若い人の関心喚起想定、25年秋・冬ごろの実現目指す

JR貨物と企業の活性化支援を手掛けるCGOドットコムは12月4日、Z世代の若い人と連携し、JR貨物の制服や帽子、レール、ベニヤ板といった廃材を有効活用した商品開発を目指すプロジェクト「KAMOTSU UPCYCLE」(カモツ・アップサイクル)を開始すると発表した。

CGOドットコムは企業にギャルを送り込み、社内の意思疎通や議論を活性化させるというユニークな事業を展開している。JR貨物はCGOドットコムの力を借り、社会課題に関心の高いZ世代とともに、廃材をアップサイクルした商品を生み出し、若い人の鉄道貨物への関心を喚起することを想定している。

両社は今年9月、共創企画の第1弾として、JR貨物の隅田川駅(東京)でJR貨物の社員とZ世代のインフルエンサーが協力し合い、直感的で自由なアイデア創出を図る「ギャル式ブレスト」を実施した。

「肩書・役職関係なし」「タメ語で話そ!敬語は禁止」など年齢・職種を超えてコミュニケーションを活性化するためのルールを設定して活発に議論。この場で出たアイデアを基に定量・定性のリサーチやプロトタイピングを進め、2025年の秋・冬ごろをめどにアップサイクルの商品化を実現したい考え。

両社は12月4日(水)に共創施設「SHIBUYA QWS」で発表イベントを開催。アイデアブレストで出てきたアップサイクル商品のアイデアをお披露目した。


発表イベントの様子


参加者らの集合写真


グラフィックレコーディング


廃材の制服や帽子(布)


レール(鉄)


ベニヤ板(木材)

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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