フルフィルメントサービス利用など出店者に不当要求疑い
公正取引委員会は12月4日、アマゾンジャパンが自社運営のインターネット通販で、商品の出店者に物流サービス「フルフィルメント by Amazon」(FBA)利用など不当な要求をしていた疑いが生じていることを受け、幅広く情報提供を呼び掛けるため、公式サイトに専用窓口を開設した。
アマゾンに対しては、公取委が11月、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査した。
公取委によれば、アマゾンはネット通販の商品販売ページで、出店者に「おすすめ出品」の対象となる商品を掲載する表示スペースに商品を優先的に載せる代わりに、FBAの利用や値下げを強要、事業活動を制限している疑いがある。
専用窓口のフォームで具体的な情報を記入してもらうよう、協力を呼び掛けている。
(藤原秀行)