メルカリとゼロ、中古車販売で業務提携

メルカリとゼロ、中古車販売で業務提携

書類手続きなど代行で個人が取引しやすい新サービス開始

メルカリとゼロは12月17日、中古車販売で業務提携したと発表した。

メルカリは同日、中古車販売で書類の手続きや車の検査・配送をゼロが代行、ユーザーの利便性を高める新サービス「おまかせクルマ取引」の提供を開始したと発表した。

 
 

メルカリのフリマユーザーに今年10月、車の個人間売買に対するイメージを聞いた結果、車を売る場合には「購入者が名義変更を行ってくれるか不安」(57.2%)、購入する場合には「掲載されている情報が正しいか不安 」(51.9%)といった声が上位にランクし、個人を相手に取引することに不安を感じている消費者が多いことが分かったという。

国内最大級のフリーマーケットを展開するメルカリと、自動車の輸送や整備、中古車輸出などに強みを持つゼロが組み、書類の準備などハードルを下げて個人がより中古車取引を利用しやすくし、取引の活性化を図る。

新サービスは、車を購入すると、専門の検査員が出品者の入力内容と実際の車両状態に相違がないか、エンジンに異音がないかなど、車の状態を総合的に評価した上で納車する。個人情報に関連する手続きを全て専門業者が行うため、ユーザー同士は匿名で取引することも可能。

利用する際は車の価格に加え、利用料として税込み21万円が必要。

(藤原秀行)

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