「Gマーク」取得のトラック運送事業所、全体の33.9%に拡大

「Gマーク」取得のトラック運送事業所、全体の33.9%に拡大

20年の長期認定維持は1280に到達

全日本トラック協会は12月16日、トラック運送事業者の安全対策が一定の基準をクリアしていると同協会が事業所単位で評価、認定する「貨物自動車運送事業安全性評価事業」(Gマーク制度)に関し、2024年度には新規・更新を合わせた申請事業所9460カ所のうち、9割超の9056事業所を認定したと発表した。

内訳は新規が1025、初回~6回目の更新が8031。2020~23年度に認定した20013カ所(12月16日現在、24年度の更新申請事業所を除く)と合わせて、「安全性優良事業所」は2万9069事業所に達した。

国土交通省によれば、全トラック事業所の33.9%に相当し、対前年度比で0.5ポイント増えた。

今年度で6回目の更新を果たした1280事業所は、20年の長期間にわたって安全運行の実績を積み上げてきたことを踏まえ、長期認定事業所として、新たにデザインした「ゴールドGマーク」ステッカーを使用することが可能。

認定の有効期間は2025年1月1日から新規事業所は2年間、初回更新事業所は3年間、2~6回目の更新事業所は4年間。

国交省は、23年暦年の事業用トラック1万台当たりの事故件数を見た場合、Gマーク認定を取得したトラックの死亡・重傷事故の件数は、認定を取得していないトラックと比較して30%以下に抑えられているという。

(藤原秀行)

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