最長20年の輸送に従事へ
日本郵船は12月19日、フランスの関連会社France LNG Shipping（フランス・エルエヌジー・シッピング）が発注した液化天然ガス（LNG）運搬船｢ELISA ARDEA（エリサ・アルデア）」が12月3日、韓国の現代三湖重工業（Hyundai Samho Heavy Industries)で竣工したと発表した。
フランス最大の電力会社EDFのグループEDF LNG Shipping（イーディーエフ・エルエヌジー・シッピング）との長期定期用船契約に基づき、同国の船舶管理会社Gazocean（ガスオーシャン）の管理の下、最長20年、EDF向けLNG輸送に従事する。
主機関には燃料油とボイルオフガス（航行中に気化してしまう天然ガス）を利用する燃料消費効率に優れたスイスのWinGD製二元燃料低速ディーゼル機関を搭載。優れた防熱性能を持つ容量17万4000㎥のメンブレン型カーゴタンクや余剰ボイルオフガスを再液化できるフランスのAir Liquide製装置を採用して、効率的な運航を実現する計画。
（プレスリリースより引用）
本船概要
全長：約297.2メートル
型幅：約46.4メートル
主機関： 二元燃料低速ディーゼル機関（X-DF）
積載容量：約174,000㎥・メンブレン型
建造造船所：現代三湖重工業株式会社（韓国）
船籍：フランス
（藤原秀行）
