豊田自動織機、国内向けディーゼルエンジン式フォークリフトの一部出荷を25年1月に再開へ★続報

豊田自動織機、国内向けディーゼルエンジン式フォークリフトの一部出荷を25年1月に再開へ★続報

認証不正受け停止、1年10カ月ぶり

豊田自動織機は12月23日、フォークリフト用エンジンの排出ガス性能をめぐる国内認証の不正取得問題を受け、出荷を停止していたフォークリフトに関し、2025年1月8日に一部機種の出荷を再開すると発表した。

再開するのは「ジェネオ」のうち、公道以外の現場などで活用を想定しているオフロード車で、定格荷重が2.0~3.5t。2022年度は約6000台を販売していた。

新たにオフロード法(特定特殊自動車排出ガス規制法)に基づき、大量生産に不可欠な特定特殊自動車の型式届出を行い、環境省から環境性能を認められた。エンジンは型式指定を取り消された自社のものではなく、クボタから代替品を調達している。

豊田自動織機が出荷を再開するのは2023年3月に問題が初めて発覚して以来、約1年10カ月ぶりとなる。

豊田自動織機は認証不正を行っていたことが判明し、国がディーゼルエンジン2種類の型式指定を取り消した。その後、24年1月にも追加で不正が明らかになり、産業車両用エンジンで3種類の型式も取り消されていた。

同社は今後、他の出荷停止中の車種についても、再開の準備を進める。

(藤原秀行)

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