低炭素燃料を温室効果ガス排出少ない方法で運ぶ狙い
商船三井は1月9日、再生可能エネルギー関連事業を手掛けるポルトガルのMadoqua Renewables Holding(マドクア・リニューアブルズ・ホールディング)が推進しているポルトガルと北欧を結ぶグリーン回廊の開発に参加すると発表した。
国内外の関連企業など27者とともに、開発に関する覚書に調印した。日本からは他に三菱UFJフィナンシャル・グループが加わっている。
覚書に調印した企業(プレスリリースより引用)
グリーン回廊は低炭素燃料を温室効果ガス排出量の少ない方法で海上輸送するのが狙い。欧州、アジア、北米の金融機関、ターミナル運営者、学術政策機関、脱炭素化に取り組む企業、グリーン燃料生産者、代替燃料のオフテイカーなど多様なプレーヤーが支援者に名を連ねている。
今回の協力は2023年11月4日にドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州政府とポルトガル政府の間で、24年11月5日にマドクアとシネス港、ロッテルダム港、デュースブルク港の間でそれぞれ締結したグリーン回廊開発に関する重要な合意に沿って実施する。
グリーン回廊を実現することでEU(欧州連合)の気候目標達成を支援するとともに、世界のグリーン燃料産業の成長を後押しする。
(藤原秀行)