商船三井、タンクコンテナ国際輸送の日本コンセプトと業務提携拡大

商船三井、タンクコンテナ国際輸送の日本コンセプトと業務提携拡大

商船三井ロジ含めた3社で新会社設立、海外でサービス浸透図る

商船三井は6月23日、タンクコンテナを用いた国際物流事業を行う日本コンセプトとの業務提携深化に向け、商船三井ロジスティクス(MLG)を含めた3社共同で新会社「MOLロジスティクス・タンクコンテナ(MLGTC)」を6月に設立し、日本コンセプトの海外代理店業務の統括会社としてアジアを手始めにグローバルでタンクコンテナ輸送事業に関する業務提携の拡大・深度化を図ると発表した。

商船三井と日本コンセプトは2018年に資本・業務提携契約を締結しており、商船三井が日本コンセプトの発行済み株式の15%を取得。両社が持つ海外拠点と営業ネットワークの共有、サービスの相互利用などで協力してきた。

商船三井グループにおけるロジスティクス事業の中核を担うMLGはメキシコ、ミャンマー、ベトナムで日本コンセプトの海外代理店業務の引き受けをしている。

今回、MLGTCの設立により業務提携のエリアを広げるとともに、タンクコンテナでの貨物輸送に関する営業面・オペレーション面での協業をさらに加速させる予定。

具体的には、MLGがタイを皮切りに、化学品需要の成長著しい中国・インドなどアジア主要国で順次、日本コンセプトの代理店引き受けを開始。また、日本コンセプトが提供している、液体貨物や各種ガスのドア・ツー・ドアの国際複合一貫輸送サービスのノウハウ・実績と、商船三井やMLGのネットワーク力を連携させ、相乗効果の極大化を図る。

将来は業務提携のエリアをさらに広げ、商船三井とMLG、日本コンセプトが一体となり安全で高品質な化学品輸送サービスをグローバルに提供することを視野に入れている。


(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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