搬送時の安定性向上
工場・倉庫のスマート化事業を展開しているIndustry Alpha(インダストリーアルファ)は1月10日、AMR(自律走行ロボット)「Kaghelo」(カゲロウ)の500kg可搬タイプの新モデルを新たに開発したと発表した。
(Industry Alpha提供)
Kagheloはガイドレスで工場・倉庫内を自動走行し荷物を搬送する。日本の現場特有の狭い通路や限られたスペースでもスムーズに通行できるようコンパクトなサイズに抑え、かご台車などへの潜り込みを可能にする薄さも重視している。
最新モデルとなる第4世代のKagheloは、既存の導入現場からのフィードバックなどを踏まえ、新開発のリフトアップ機構を採用。縦横方向の揺れに対する耐性を強化し、多様な搬送物を取り扱う際の安定性を高めている。
床との隙間が小さいかご台車でも、下に潜り込める低床設計を採用し、360度センシング(LiDARセンサー前方2基、後方1基搭載)を実現している。
(藤原秀行)