26年9月以降、火災など事故時の迅速対応可能に
国土交通省は1月10日、EV(電気自動車)のトラックやバスに関し、外観からEVと容易に識別できるよう、専用のラベル表示を義務付けると発表した。
火災など事故が起きた場合、通常のガソリン車とは異なる消防・救助活動が必要なため、すぐにEVと分かるようにして、より迅速に行動できるようにするのが狙い。
専用ラベル(国交省報道資料より引用)
国連の自動車基準調査世界フォーラム(WP.29)で、国連の基準として成立したのを踏まえ、道路運送車両の保安基準を一部改正。2026年9月1日以降、新車で順次、ラベルを導入する。
トラックは車両総重量が3.5t超のものが対象。車両の前部と左右側面(バスは後部も含む)に、電気をデザインしたラベルを表示するよう義務化する。
ラベルは幅が110mm以上、高さが80mm以上と定め、新車は2026年9月1日から、それ以外の継続生産車は27年9月1日からそれぞれ適用する。
(藤原秀行)