ヨーグルトと宅配荷物混載し空輸、早期の社会実装目指す
セイノーホールディングス（HD）とエアロネクスト、傘下でドローン物流を手掛けるNEXT DELIVERYの3社は1月14日、岩手県岩泉町で県や町、地元企業の岩泉ホールディングス、岩泉自動車運輸と連携し、1月 9日にドローンなどの先進技術を使い地域の物流機能を維持する新スマート物流「SkyHub」（スカイハブ）の体制構築に向け、実証実験を行ったと発表した。
実証実験の様子（3社提供）
エアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck」（エアートラック）に、町内の旧安家小学校まで届けられた岩泉HDの「岩泉ヨーグルト」と岩泉自動車運輸の宅配荷物（実証実験用）を混載。NEXT DELIVERYが運航し、松ケ沢公民館まで片道約4.2㎞を約10分で空輸した。残りの荷物は陸送で配送場所まで届けた。
今後も実証を続け、岩泉町で早期にSkyHubのサービスを本格的にスタートさせたい考え。
今回の実証実験は「令和6年度岩手県中山間地域におけるスマート物流等の社会実装に向けた運用体制整備・実証実験等業務」として採択されている。
（藤原秀行）
