サンコーインダストリー、自動配送ロボに最大100Kgのねじ積載し東大阪市の公道1.2km走行実験へ

サンコーインダストリー、自動配送ロボに最大100Kgのねじ積載し東大阪市の公道1.2km走行実験へ

Hakobotの開発機体採用、産業用途での活用実現目指す

ねじの専門商社サンコーインダストリー(大阪市)は1月22日、資本・業務提携しているスタートアップのHakobot(ハコボット、宮崎市)が開発している自動配送ロボットが100kgのねじを載せて公道を走行、配送する実証実験を1月27日に東大阪市内のサンコーインダストリーの物流センターで実施すると発表した。

Hakobotの自動配送ロボットは、屋外で積載荷物100kgを載せて走ることが可能な国内唯一のロボットという。

 
 

実験はサンコーインダストリーから取引先2社にロボットが向い、配達・引き取りを済ませると出発地点に戻る予定。ルートは全長1200m。

自動運転を行うために必要な3Dマップの作成や走行経路の作成を、サンコーインダストリーのエンジニアではない社員が一部行う。ロボット導入後の運用体制構築を見据えており、コース変更を同社の人員のみで実施できるようにすることでランニングコストの削減につなげる狙いがある。

同社は重量物の配送を工業用途として活用することで、自動配送の可能性を広げられるとみている。


(サンコーインダストリー提供)

(藤原秀行)

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