物流などのノウハウ駆使、アパレルのOEM・ODM事業強化図る
日鉄物産は6月19日、衣料生産仲介を手掛けるシタテル(熊本市)の第三者割当増資を引き受け、資本参加したと発表した。出資の具体的な額や比率は開示していない。
シタテルは2014年3月設立。インターネットを介し、全国の縫製工場や生地メーカーをつないで稼働状況に応じてさまざまな衣服を受注、少量から生産している。
日鉄物産が注力しているアパレルのOEM(相手先ブランドによる生産)やODM(相手先ブランドでの企画・製造)事業で培った商品企画や生産・物流効率化、販売に関するノウハウと、シタテルのプラットフォームを駆使し、よりニーズに合った衣服を効率的かつ迅速に提供できる体制を構築、同事業の強化を図る。
(藤原秀行)