NXベトナム、南北鉄道利用した混載サービス開始

NXベトナム、南北鉄道利用した混載サービス開始

少量の貨物にも対応

NIPPON EXPRESSホールディングスは2月4日、グループのNXベトナムが、ハノイとホーチミンを結ぶベトナム南北鉄道輸送サービスを拡充し、新たに混載サービスの提供を開始したと発表した。


鉄道輸送ルート図

 
 


鉄道輸送の様子(いずれもプレスリリースより引用)

NXベトナムは同国の経済成長が続いていることを考慮し、2024年6月にハノイとホーチミン間の約1700kmを約48時間で結ぶ鉄道輸送サービスをスタートした。

輸送需要が今後も堅調に見込めると判断。従来取り扱ってきたコンテナ貸切輸送(FCL)に加え、コンテナ混載(LCL)にも対応することにした。物流の脱炭素をより強力に推し進める狙いもある。

発着のCFS(コンテナフレートステーション)にはNXベトナムの自社倉庫を活用。NXベトナムがコンテナ荷役を担うことで、サービス品質の維持・向上を図る。

【鉄道輸送コンテナ混載(LCL)サービスの概要】

ルート ハノイCFS-ホーチミンCFS間
輸送頻度 週2回(ハノイ発:水・金曜日 / ホーチミン発:火・土曜日)
輸送時間 約58時間(QUANG MINH LC・SONG THAN LCのCFS区間)
CO2排出量 トラック輸送の約1/5(*2)

(藤原秀行)

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