ドローン実験場などの施設の予約・決済や鍵の解錠をオンラインで対応可能に
ビットキーは2月5日、三井不動産と日鉄興和不動産の両社が共同開発した東京都内最大級の物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」(東京都板橋区舟渡)敷地内のドローン実証実験場「板橋ドローンフィールド」やワーキングブースに、ビットキーの入退室一元管理システム「workhub」とスマートロックを採用したと発表した。
オンライン上で施設の利用予約や決済、鍵の解錠に対応できるようにした。
同施設に入居しているテナント企業の従業員、ドローンフィールド会員、ドローンフィールドを夕方にフットサルコートとして利用する市民といった幅広い利用者の利便性向上を図りながら、同時に運営の省人化による管理者の負担軽減も実現しているという。
「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」は敷地面積が約9万1000㎡、延床面積は約25万超に及ぶ。「街づくり型物流施設」として、敷地内に東京都では初の物流施設併設型ドローン実証実験の場「板橋ドローンフィールド」を会員向けに提供し、夕方などドローン飛行の予定がない時間はフットサルコートとして市民に開放している。
館内は従業員やトラックドライバーにとって働きやすい環境とするため、ラウンジや休憩室、Web会議が可能なワーキングブースなど、様々な施設を設置している。
「workhub」は、スマートロックと連携し、施設予約から決済、入退室までを一元管理できる。同施設では、ドローンフィールド内の施設やワーキングブースに、それぞれの鍵の形態に対応するスマートロックを設置した。
利用者が「workhub」の専用サイトにログインすると、利用可能施設を表示し、空室確認から予約・決済までサイト上で済ませることができる。利用当日は施設ごとに指定の方法で解錠・入室する。
workhubを取り巻く利用者と施設の関係図
各施設を予約者へ貸し出す場合、物理的な鍵の受け渡し業務が1日20~30回発生すると見込まれたため、「workhub」とスマートロックを採用した。
(藤原秀行)※いずれもビットキー提供